「知識」を軸に回答する
中小企業診断士を目指した理由
総務・人事部門に所属しており、数年前に社会保険労務士の資格を取得しました。 自身のスキルアップと職務領域の拡大を図るため、次の関連資格を探す傍ら、各支店の責任者や社員に対し、与信管理の重要性や経営に関する知識、リーダーシップ等、人に関する教育が自社にとって必要だと考え、中小企業診断士の資格の勉強を始めました。
なぜ、TBC受験研究会(早稲田出版書籍)を選んだか
中小企業診断士の勉強を始めた当初、正直試験のロードマップはあまり調べなかったため、2次試験の内容はあまり知らずに始め、とりあえず1次試験の合格を目指しました。また、1年目は科目合格ができればよいと考えていたため、できるだけコストを抑えて学習したいと考えていました。 インターネット等で調べる中で、講義を無料で公開していただける早稲田出版書籍のテキストは非常に魅力でした。また、過去問も巻末に付属されていたため、別冊で過去問集等を購入する必要もなく、効率的に学習することができました。
TBC受験研究会(早稲田出版)活用法
使用した教材 2020年速修テキスト 2017年2次集中DVD通信講座 スクーリング 2019年2次集中DVD通信講座 スクーリング 2020年2次公開模試 速修2次過去問題集 2次速修テキスト1次試験の学習
通勤途中に動画を1.5倍速で見て、家に帰ってテキスト学習、過去問学習を行いました。 科目合格があれば、と臨んだ1次試験でしたが、運よく1次試験はテキストと動画のみで合格することができました。
2次試験の学習
1次試験の合格通知が来てから2次試験について調べ始めたため、2次試験を始めた当初は試験の性質をあまりつかむことができず、与件文の言葉をそのまま使用したり、他社のキーワード中心の過去問を覚えるように努めたりしており、模試を含めて点数はあまり伸びませんでした。1年目の試験結果は事例1がCと、足を引っ張る結果となりました。 2年目以降、TBC受験研究会の2次試験対策講座を受講することで、「1次試験の知識の重要性」を理解することができ、特に事例1は他社の模試を含めて成績を伸ばすことができました。「抽象化ブロックシート」を理解して暗記するとともに、企業経営理論で学んだ個別の知識や内容を体系的に理解するように努め、「成長戦略」と言われたらこの分野、「競争戦略」と言われたらこの分野というような形で、知識を体系的に理解することの重要性に気づきました。与件文に引っ張られるのではなく、「この問題はこの分野の知識を問われている」ということを意識し、「知識を軸にした解答」をすることで、不得意だった事例1の苦手意識がなくなり、事例1の回答に自信を持つことができました。 また、スクーリングにも参加し、グループ討議と講師陣の丁寧な説明により、自分と他の人の差を把握することができました。
中小企業診断士を目指す方へ
私自身は2次試験を4回落ち、5回目でようやく2次試験を合格することができました。 2次試験は解答が公表されず、勉強時間が点数に比例しないため、1回で合格する方もいれば、私のように230点台で何回も試験に落ちてしまい方もいます。運やセンスによるところも間違いなく残る試験だとは思いますが、少なくとも2次試験は試験の性質上、体系的・効率的に学ぶためのノウハウが必要で、完全独学にはあまり向かないと思います。 TBC受験研究会は通勤や仕事の合間などにも講義動画が視聴できる等、通信学習として、非常に優れています。また、「知識を軸」にした学習のため、2次試験だけでなく、合格後の中小企業診断士としても活用できると考えます。