合格への最短経路
中小企業診断士を目指した理由
きっかけは、仕事で経営や財務に関する知識を持つことで多角的に分析・判断ができるようになりたいと考えたためです。今まで経営や財務について体系的に学んだことがなかったのですが、中小企業診断士が経営コンサルタントの唯一の国家資格であり試験科目的にも総合的に経営を学ぶのに必要な範囲を学習することを知り、中小企業診断士の資格取得を通じてこれらの知識を体系的に習得できれば、今後の仕事の幅が広がるのではないかと考え、資格取得を目指すことにしました。
早稲田出版の書籍を選んだ理由
1次試験の場合は、完全に独学でやっていましたが、マークシート方式の1次試験はある程度の理解でも何とか対応ができ、ぎりぎりですが突破することができました。しかしながら、2次試験ように深い理解が必要な場合には、中途半端な知識や理解では全く歯が立たず、2次試験になかなか合格できませんでした。この結果を受け、もう一度1次知識の理解からやり直そうと思い、書店に立ち寄った際にTBC受験研究会(早稲田出版)の速修テキストを見つけました。講義動画が無料でついてくるとのことで、半信半疑ではありましたが一度この方法でやってみようと思い、1次知識から再学習することにしました。スマートフォンで手軽に視聴できるため、スキマ時間でも十分続けられそうであり、自分のペースで勉強を続けられると思い、TBC受験研究会(早稲田出版)を選択しました。
速修テキストシリーズの活用法
(1)1次試験
1次試験の勉強法は、1次の速修テキストと講義動画で全体像を把握し、そのうえで過去問を解き、間違えた部分をテキストで確認するというスタイルで進めていました。 まず、効率的に学習を進めるべく、講義動画をYouTubeの倍速機能を活用し、倍速再生で一気にまとまった分野ごとに学習を進めていきました。 そして、試験の合格には最終的にはアウトプットできる力が重要になりますので、何度も過去問を解き間違えた分野を中心に確認をするようにしました。その際、マーカーや赤ペンの使い方を工夫していました。講義動画を視聴した際にはマーカーを使って重要な部分に線を引き、過去問の学習で間違えた箇所については赤ペンを用いて線を引きました。その上で再度同じように間違った場合には、重要箇所を丸でくくるなど間違えた部分の見える化を行っていました。こうすることでテキストを復習する際、丸で囲った部分を中心に復習できますし、丸をする行為自体が印象的に記憶に残りやすいことから記憶の定着につながったものと考えられます。 TBC(早稲田出版)の講義動画は、体系的で試験に問われやすい部分に絞って、詳しく解説をして下さるので、1回の視聴でもある程度の知識を習得できました。また、過去問等の問題集も付属しており、書籍をマスターするだけですべての対策ができるのも私にとっては使いやすかったポイントです。何ごとも初めが肝心ですので、TBC(早稲田出版)を最初から上手に活用していれば、ここまで苦労することなく合格を勝ち取れたかもしれないと今では思っています。 ですので、独学で合格を目指そうと考えられている方も、回り道にならないよう、TBC(早稲田出版)をフル活用することをお勧めいたします。(2)2次試験
当初は2次試験については、解答方法をなかなか確立できず、与件文を羅列するだけの解答になっており、特に事例Ⅰのように題意が読み取りにくい場合、題意を外した解答をすることもあるなど、成績が安定しませんでした。 そのため、TBCメソッドの具体→抽象→具体のプロセスを活用する形で、知識にあてはめる形で与件文を活用するという書き方が身につき、どのような問題でも一定程度の解答ができるようになりました。また、模範解答にある次にも活用できる表現等もエッセンスとして取り込むようにしました。 加えて、知識に不十分さを感じていた私としては、必要な知識がよりよくまとまっている抽象化ブロックシートは、大変重宝しました。問題ででてきた知識は何度も確認し、説明ができる程度まで覚えるようにしていきました。また、解答の切り口になるような考え方も掲載せれており、多面的な分析にも役立ちました。実際、試験当日にもブロックシートを活用し最終確認に活用しました。中小企業診断士を目指す方へ
中小企業診断士を目指される方は、仕事等に追われながら工夫をして勉強に励まれていると思いますので、いかに効率的に学習を進めることが重要です。効率的な学習のためには正しい学習の方向性で行う必要があり、それさえ間違えなければ十分に合格可能な試験だと思います。 そのためには、独自の方法に固執することなくTBC(早稲田出版)の教材を徹底的に活用して、正しい方向性で学習するようにする必要があると考えます。この体験記が、これから中小企業診断士試験を目指される方の一助になれば幸いです。